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あとでやります

おっさんのひとりごです。人生は死ぬまでの暇つぶしだと気づいた。ただ、一さいは過ぎてゆきます。何を言ってるのかわからないと思うけどオレもさっぱりわからない。

太宰治「斜陽」 いや、すごい。

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昨日の夜、「斜陽」を読了。

何とも言えない、すごいです。

これ、「人間失格」よりずしんと来たね。オレは。

この作品はたぶん10代のころ、途中で読むのをやめた記憶がある。(10代の頃はよく挫折した。読書自体好きでなかったし。)

あの頃は理解できず跳ね返されたというか、途中棄権した。内容が暗くて読むの嫌になったんだ。

これが50過ぎて読むと全然違った。この2日ほど読みふっけたという感じだ。

昭和22年、太宰が死ぬ一年前に書いた長編なのだが、この中に出てくる直治が、太宰本人となんかダブルという印象だ。

最後、かず子の産んだ子を直治というあの小さい犠牲者のためにしようとすることの意味を考えさせる。読者によりどう解釈するか、いろいろだろうが、かず子と直治がそれぞれ恋した夫婦への始末の付けかたなのだろう。変則すぎるが。

今どきの「本屋大賞」などの本もイイが、こういう昔の文豪の小説もホントいいもんですね。なんかわかるようになってきたって感じ。

考えれば考えるほど深みにハマって行く。

悩み、苦しみながら生きる意味を考える作品ですね。

 

なお、この一冊、いろいろ入っているからバラで買うよりお得です。