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あとでやります

おっさんのひとりごです。ただ、一さいは過ぎてゆきます。何を言ってるのかわからないと思うけどオレもさっぱりわからない。

人間失格をこのトシになって読むと

本を読んで
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いや~、太宰治とか芥川龍之介とか夏目漱石だとか、なんか小学校や中学校以来だな。

考えてみれば、小学校以来「デシリットル」に会ったことないな。まあ、いいや。

 このトシになって人間失格を初めて読んだ。中学の夏休みに読書感想文の宿題を人間失格にしようとして、挫折した記憶がある。

人間失格 (集英社文庫)

人間失格 (集英社文庫)

  • 作者:太宰 治
  • 出版社:集英社
  • 発売日: 1990-11-20

 そんなの30歳までにみんな読んでるよ!なんて言わないでね。文学とかけ離れた少年だったので。

 で、人間失格を読んでいると、こっちも人間失格になりそうだ。

ていうか俺も人間失格じゃないか?って思うね。

読んでいて、ところどころ自分にも当てはまる気がした。

そう考えると、たぶんこの小説が長い間人々に読まれているのは、多くに人にそんな感想をもたれるからだと思う。この衝撃的なタイトルの本に、自分の中身が書かれている部分があって、「オレと同じかも?」って思っちゃう。そしてヤバいって感じがした。

主人公の葉蔵がモルヒネに手を出してグダグダになって行くさまは、有名人の薬物中毒を連想した。清原や高知東生が薬物に手を出した転落具合がまさに人間失格だったんだなってちらっと思った。

反面、生きるためのヒントや、教訓がぎっしりつまった本なんで、多くの人に読み続けられているんでしょう。

この小説は太宰治自身をモデルにしているだろうとは誰でも知っている。正直言って、楽しい気分や爽快な気分になるような本じゃありません。ホント自分も人間失格になるような気分になるよ。とにかく、なんだか自分みたいなところがなんだかあるんだ。「道化」なところとかね。そう感じて、大丈夫かオレ?と思っちゃう本だ。

もちろん、全く自分とは違う!何も自分とかさならない。こんなクズの話は読んでもしょうがないと思った人もいるかもしれないが、オレ的にはドカ~ンと余韻が残った小説だった。

心に触れた一文はこれですね。

いま自分には、幸福も不幸もありませせん。

ただ、いっさいは過ぎてゆきます。

自分がいままで阿鼻叫喚で生きてきたいわゆる「人間」の世界において、たった一つ、真理らしく思われたのは、それだけでした。

ただ、いっさいは過ぎてゆきます。

また落ち着いて、もう一度読み返してみようと思っってます。

何か次は、違う印象がくるらしいから。